JANOG34 Meeting Day1
JANOG34 Meetingが地元うどん県で開催されているので,参加してみた.
JANOGとはJApan Network Operators' Groupを意味し、インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。
参加経緯
地元で開催されている「セキュリティうどん」という勉強会でアナウンスがあった.
1人で行くのも寂しいので,ポスターを頂いて大学に掲示したり,メールで告知したりした.
結局,私と研究室の先輩が参加登録したが,先輩は欠席ということで,香川大学からは私だけ….
1日目のセッションまとめ
午前中は大学があったので,午後のセッションから参加した.
- Security Issuesへの取り組みと対応
キャッシュポイズニングを題材に,セキュリティインシデントが発生した場合の対応などについて.
問題が発生した場合に,どういう人や組織に連絡し連携を取るのか,いつ公表するのか,公表した場合に攻撃が発生しないか,など.
DNSは基礎部分しか知らなかったので,レコードなどの話は少し難しかった….
- OP25Bの後のspam対策
OP25Bでは防げない,ISP内からのスパム送信の話.
マルウェアなどで情報が盗まれたアカウントを踏み台に,スパムメールが送信されてるよ,という内容.
いつ頃から発生していたのか,スパムメールの割合は,など,調査した統計情報が提示されていた.
- DCネットワークの新時代?
最近普及してきている,OSの入っていないスイッチ「ホワイトボックス」の話.
Linuxベースのスイッチ用OSは商用しかないが,ハードについては標準化の流れがある.
ホワイトボックスを使うことで,サーバ同様にデプロイ等が自動化可能になる.
- ネットワーク企業は高等教育に一体何を求めるか
ネットワーク系企業で働く20代と30代以降の方が,それぞれの目線で教育について語る.
20代の方は,それぞれが学生時代に勉強していたことや,新人研修についての内容を.
30代以降の方は,企業が採用で重視する点(基礎知識は必要だが,ビジネスマナーやコミュ力も重要など)について.
シスコの方の話では「学生時代に培ったものを企業で生かしたい,は止めるべき」「ネットワーク技術に関しては期待してない」といった内容もあった.
- JANOG update & オープンマイク
JANOGの運営についての議論.
今回は,開催地である香川からの参加者数が3位,若者が多い,という傾向があるようだ.
「初めて参加した方へ」という議題の時に,「学生セッションや,学生と社会人という括りで交流できる場が欲しい.発表するにも,本会議のLTではハードルが高い」ということを言った.
すると「試しにステージへ.自己紹介を.」という展開になり,凄く緊張した….
懇親会
せっかくの良い機会なので,懇親会にも参加してきた.
インターンシップや勉強会でお世話になってる企業の方,他の大学や専門学校の方と話ができた.
ある企業の方が「学生には失敗を経験して欲しい.Enterキーを押す,ケーブルを抜く重みを知らなさすぎる.」と言われてたのが印象的でした.
また,「学生さーん」と呼ばれたので言ってみると,ステージに立たされ,「今日の感想は?」「興味のあることは?」「研究は何してるの?」などのツッコミを頂くことに….
これも含めて,色々な人と話ができたし,非常に有意義な時間でした.
2日目に向けて
明日も大学にしっかり欠席届を出して,1日JANOGに参加します.
LTなどもあるので楽しみ.