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hico_horiuchiの技術系な覚え書き.

JANOG35 Meeting Day3

JANOG35,最終日のレポートです.
懇親会は,マグロ解体ショーなどで大盛り上がりでしたね.
私も,若者支援で来ている他の学生さんと交流できて楽しかったです.

JANOG35会場ネットワークに関して

今回から新しい取組みとして,CONBUがネット環境を提供しています.
これまでは毎回,スタッフがビルド&スクラッチで構築していました.
CONBUでは,必要なサーバなどをクラウド化し,コンパクトな機材で構築しているとのことです.
(構築期間も1週間 → 半日と大幅短縮.)
安定したネット環境ありがとうございました!
他のイベントでも提供されてるので,機会があれば参加してみたいと思ったり.

壊れながらも使えるネットワーク

ネットワークの高信頼化・冗長化はどうすべきか,という内容でした.
落とさないために冗長化するけど,100%にしようとするとコストかかるよね,など.

  • ルータなどで同じ製品を使ってると,同じバグで2系統死ぬことが.
    • 冗長化複数ベンダー当たり前でしょ!
    • ソフトウェアも,主要な複数バージョンで運用している所がある.

また,災害など非常時の対応についても大きく議論されました.

  • PDFなどリッチなコンテンツはダウンロードに時間がかかる.
    • CPUリソースも消費するので電池の消耗も激しい.
    • 構造化されていないので再利用しにくい.
    • HTML・CSVなどで最低限の情報提供をできるように.
  • 普段使うアプリで低電力モードがあれば良いな.

ライトニングトーク

「名前衝突問題 アップデート」が面白かったです,
プライベートなTDL(トップレベルドメイン)とグローバルなTDLの衝突について.

社内で.cropというオレオレTDLがよく使われているそうです.
そのようなTDLが新にgTDLに登録されてしまうと,衝突が発生する.
gTDLが近年急増し,このような事態になっているようです.

それを防ぐために,衝突時の通告などが行われているとのこと.
JPNICでは,今後も周知に努められるようです.

OpenStackとネットワークエンジニア

GMOで半年ほどOpenStackを触られてる方の発表でした,

そもそもOpenStackはクラウドサービス基盤の玄人向け荒削りなキット.
理解が大変で,開発と運用に継続して人が必要であるとのこと.
開発には,ネットワークよりも,プログラムやサーバの知識が求められる.

自分も研究などでOpenStackを使いたいので,大変勉強になりました.

まとめ・次回予告

今回は2回目のJANOGにして,スタッフ・BoF・LTと色々やりました!
ホストやスタッフの皆様に支えられて,無事終えることができた感じです.

次回は7月に北九州です,またスタッフをやってみたいな.
今回はORGだったので,次はプログラムに携われるPCとかやってみたい.
学生を集めてセッションとかも面白そう.